diary

女子大生の日記。思ったことを思ったままに書いてます。

カサブランカ

今日はあまりやる気のでない日だった。

授業は2コマしかなく、朝も遅かった。

そこまで気分が落ちこんでいるわけではないし、イライラしているわけでもない。

ただただ、なぜか無気力であったように思う。たぶん朝起きた時からそんな感じだった。

蒸し暑く、どんよりとした天気のせいだろうか。

私は雨もそんなに嫌いではないはずだが。まあ調子の出ない日もあるだろう。

 

今日は早く帰ってきたから、お母さんに代わって夜ご飯を作った。

といっても、私が作ったのは茄子の田楽と青梗菜の簡単な炒め物くらいだが。

今日はそれと、昨日残った料理を食べた。

今週の木曜日まではお父さんが出張で不在だから、ボリュームのあるものは出ないだろう。

近くの駅に綺麗なタルト屋さんがオープンしていたから、帰ってきたら、父の日とお父さんの誕生日を兼ねて買って帰ろう。

 

おばあちゃんが花をくれた。

といっても、何かの記念でもないし、そもそも誰かに宛ててくれたものではない。

雨の中歩いて家に帰ると玄関に立派な花が新聞紙にくるんで置いてあった。

つぼみがとても大きくて、しっかりとしていた。

電車で薄暗い内容の小説を読んでいた影響もあるだろう。

あまりにも立派で高そうに見えるし、雨とも相まって、一瞬献花のように見え、怯んだが杞憂だった。

話を戻そう、おばあちゃんの趣味はガーデニングでいつ訪れても家には様々な種類の花が美しく咲き誇っている。

今日玄関に置いてあった花はその一部をおすそ分けしてくれただけのようだ。

私には何の花か分からなかったが、お母さんがカサブランカだと教えてくれた。

調べてみると立派なユリが出てきて、つぼみが開くのが楽しみになった。

最近は気温も高いしきっとすぐに咲くことだろう。